自動車保険
雪災害の保険について
季節はまだまだ冬ですが、そろそろ暦の上では春を迎える時期までやってきました。
しかしながらまだまだ寒い日が続きます。体調は崩されてはいないでしょうか?
そして関東にお住いの方は、去年の2月に大雪が降って大変だった経験をしたかと思います。自分もその大雪のせいで営業活動にかなりの影響が出たのを思い出します。
そこで今回は、大雪が降って被害に遭った場合の保険の役割をご紹介致します。
(事故のケースや保険の契約内容によっては補償を受けられる場合が異なりますのでご参考程度にご覧いただき、実際被害に遭った場合はご契約されている保険会社もしくは保険代理店までご相談下さい。)
雪でもし建物が押しつぶされてしまったら
昨年2月に降った大雪ですが、関東圏で観測史上過去最高を記録したところもあるようで、群馬:前橋では73cmの積雪と過去最高を記録をしたとのことです。
聞いた話ですが、戸建てにお住いの方で玄関を開けようとしたら雪に埋もれていて開かずに、外へ出られない状況が1・2日続いたという地域もあったようです。
もし建物が雪の重みによって崩壊してしまったら、雪に対しての補償が火災保険にありますのでそこから補償される形となります。
一見すると火災保険という文字を見る限り「火災でしかでないのでは?」と思いがちですが、火災保険はそのような雪に対しての補償も対象です。
ただし契約内容によっては免責金額(保険金を受け取る際にその分を減額されてしまう金額)や損害額が上限に達しないと出ない場合の火災保険契約をしている場合がありますので、詳しくはご契約の保険証券をご覧いただけたらと思います。
雪の重みでカーポートが壊れ、自動車も壊れてしまったら
前回の大雪で一番お問い合わせを受けた内容でした。雨対策用で作られたと思われるカーポートが雪の重みに耐えきれずカーポートが壊れてしまっという事案が多発しました。カーポートが壊れてしまった結果、その下に置いてあった自動車が壊れてしまったといった形で連鎖してしまったといった形となってしまいました。
もしそうなってしまった場合の補償範囲ですが、このように分かれます。
【カーポートの損害】 火災保険の雪に対しての補償(雪災リスク)
【自動車の損害】 自動車保険の車両保険の『偶然の事故でのモノの落下・飛来』
注意:カーポートの設置場所(火災保険)によって、契約内容しだいでは補償の有無が分かれるようです。詳しくはご契約をしている保険会社にお問い合わせ下さい。
自動車保険は車両保険を付けると割高感があり補償を外される方もいらっしゃいますが、このような内容でも車両保険の補償を受けられることも可能です。
また、雪によるスリップでの単独事故も、単独事故を見る補償(ガードレールに激突や車庫入れ失敗等による自動車の損傷)を付ければ補償対象ですので、ぜひ次回の保険更新の時にでも車両保険のご検討もしてみてはいかがでしょうか?
季節は春に向かいつつありますが、昨年のように大雪が舞う可能性もあるかもしれません。
雪対策は様々なところで必要ですが、ぜひ保険の契約内容確認も併せて『雪対策』をしてみてください。
【自動車保険】こんなにも違う『当て逃げ』と『いたずら』
とある保険会社で今回、等級に関しての適用誤りがありました。
概要を書きますと、事故をして通常適用しなくてはならない等級を誤ってそれ以上に下げてしまい、結果保険料を多く支払っていたということでした。
そこで今回は筆者もお客様を通じて実際起きた事案をもとに、今回の題目にもあるような違いを書いていこうと思います。今回の適用誤りにも多少関わってくる部分もございます。
このことを知っているのと知らないのでは今後の保険料の支払いに大きく影響が出ますので、ぜひご覧いただければと思います。
『当て逃げ』や『いたずら』を補償する自動車保険は車両に関しての補償です。「車両保険」という名前でご理解されている方も多いと思います。
題目にあるように『当て逃げ』と『いたずら』、パッと見て違いは一目瞭然の部分がございますが、簡単に書くとこのようなことになります。
- 当て逃げ・・・停車中の車両に走行中の車両が衝突、そのまま走行中の車両は逃走してしまって対物の請求ができず車両保険を使う
- いたずら・・・所有している車両に落書きやキズを付けられて修理をするため車両保険を使う
と、いうことで車両保険を使うといった形となります。
実際保険を使うと等級はいくら下がるの?
保険を使うと次回の更新時に等級が下がるのはなんとなくお分かりかと思いますが、実際使うとどのようになるかは以下の通りです。
- 当て逃げ・・・3等級ダウン(←基本、車庫入れ失敗やガードレール等に衝突して車両保険を適用させる『一般条件』のプラン選択が必要)
- いたずら・・・1等級ダウン(契約時期・内容では等級据え置きで次回の更新は等級のアップもダウンもない契約もありますが、徐々になくなりつつあります。)
といった流れになります。ここ最近の等級は同じ等級でも事故を起こした方と事故を起こさなかった方と差が出る場合がほとんどの契約をとるスタイルを保険会社は取り、その期間が当て逃げですと3年間、いたずらですと1年間割増になることがあります。
(等級が高い人ほど割増になるケースは高いです。)
『当て逃げ』と『いたずら』はここまで差が出ます。
そして実際あったお客様のケースですが、実際は『いたずら』なのに『当て逃げ』という判断で1等級ダウンが3等級ダウンにさせられそうになるケースもあるようで、保険会社の損害担当でも一時的な判定が難しいところもあるようです。
明らかに違うということが立証できるようであれば、保険会社の損害担当の方の判定を鵜呑みにせず交渉することも時には必要かと思います。
(結果的には損傷箇所や映像化されて証拠が残っていれば当て逃げかいたずらかはわかります。当て逃げも場合もすぐに衝突した相手が名乗り出れば相手側の自動車保険で賠償が可能なケースもあります。)
年末年始、いろいろな地方からドライブをされる方多いと思います。ベテランドライバーもいれは、日常レンタカーしか運転しないという方や初心者の方もいらっしゃいます。
もし駐車している自分の自動車が当て逃げかいたずらに遭ってしまったら、契約している保険会社や保険代理店の事故報告にそのことを意識して報告するといいかもしれません。
快適なドライブをして、年末年始のいい思い出を残していただければと思います。
※『当て逃げ』を補償する場合は上記にも書きましたが車庫入れ失敗など、俗にいう『自爆』を補償する車両保険に加入していないと車両保険は適用になりません。
当て逃げについて保険を考えたい方、当社より提案したい保険の『形』がございます。ご興味あるかたはお問い合わせフォームからご連絡下さい!
ドライブレコーダー、付けてみませんか?
そろそろ年末年始ですね。年末年始の予定はお済でしょうか?
今年の年末年始、故郷へ帰省したりどこかへ旅行に行く手段として自動車を使う方も多いかと思います。
自動車の点検や事前準備はもうお済ですか?
自動車保険の代理店でもあります当社から、自分を身を守る準備と致しまして『ドライブレコーダーの搭載』をご紹介致します。
ドライブレコーダーを搭載することによって様々な効果が得られます。
そのメリットをご紹介致します。
(別にドライブレコーダーの業者の回し者ではございません・・・ですが試してみて推奨したいと思うドライブレコーダーは一応はございますので、詳しくお聞きしたい方はお気軽にご連絡下さい!
ドライブレコーダーを搭載した場合のメリットをあげますと、以下のような効果が得られます。
- 記録として残る
- 音声が残る
- 室内が撮影できる
- 事故をした場所がGPSを使って把握ができる
などがあげられます。2~4につきましては機能が搭載されていない場合もありますが、順番にどのような効果が得られるか、書いてみようと思います。
【記録として残る】
これがなければドライブレコーダーを意味を成し得ません。記録として残すことにより、目で見ることができますのでどちらが真実を言っているのかがわかるひとつの大きな材料となります。
【音声が残る】
映像に収まっていれば問題ないですが、場合によっては映像に映っていないところで何かトラブルになっている可能性があります。その場合、音声が拾えれば言った言わないのトラブルから身を守れるかもしれません。
【室内が撮影できる】
室内でトラブルに巻き込まれる、例えば車上荒らしや車内に強盗が入った場合や、企業でバスを使用している場合での防犯としての機能や従業員がお客様に対してのサービス向上としてのデータ採取として効果が得られます。ただし、企業がそのような形で使う場合は撮影している旨の告知を乗客すべてが分かるようにしておくとプライバシー問題としてのトラブルには巻き込まれにくいと思います。
【事故をした場所がGPSを使って把握ができる】
緯度・経度を把握して事故の数秒前にどのように走行していたかがわかります。事故報告を保険会社の損害担当者や企業の車両管理担当者の方へ連絡する時に効果を発揮します。
その他、ecoドライブ機能等さまざまな機能を搭載したドライブレコーダーですが、では実際にどのように映るのか。
車両のレッカー搬送等で知られているJAFがまとめた映像集がありますので、そちらをご覧下さい。
JAFセーフティシアターのサイトはこちら
※事故寸前の映像集が多く衝撃的な映像ばかりです。動画には投稿もできるようで少々中傷的なコメントもありますので、閲覧はお気をつけてご覧下さい。
事故はあってはいけません。しかしどうしても事故を起こしてしまった場合、相手側からいいがかりを言われてしまった場合や、相手の乗車人数が大人数で自分が1人の場合、人数が多いことをいいことにもみ消しをしようとして相手から脅された場合、記録に残しておけばそれが証拠として十分効果があると思います。
是非ドライブレコーダーの搭載、まだの方はご検討してみてはいかがでしょうか。
自動車のリコール情報を調べるには
ニュースでも取り沙汰されている『エアバック リコール問題』。このエアバックを取り入れている自動車メーカーが一部の自動車をリコール対象として、良品の交換をして原因調査を実施するとのことです。
あると便利な自動車、自動車が無いと日常生活や事業に支障をきたす方、結構いらっしゃると思います。自分が乗っている自動車がもしリコール対象車に乗っている場合、もしそのリコール対象となっている部分が原因で搭乗者を死傷させてしまった場合、最悪のケースは乗り続けている持ち主の方が賠償になる可能性があるとのことです。
しかし、自分が持っている自動車がリコール対象車かどうかってなかなかわからないと思います。新車ディーラーから購入をしていればDM(ダイレクトメール)で通知をするようですが、中古で買われたものがリコール対象となっているかは分かりづらいと思います。
ひとつの指標としまして、国土交通省から提供されている『自動車リコール・不具合情報』をご紹介致します。
このサイトから車名や型式(型番)を入力することでリコール情報がわかります。入力後は車体番号も確認が取れますので、所有されてます自動車の車体番号と照らし合わせてご確認していたければ自分の自動車がリコール対象になっているかどうかわかります。
ちなみに筆者である自分が乗っていた自動車の型式を入力してみたら、別のところがリコール対象でした。思い返せば確かに新車で購入したディーラーさんから連絡が来ていたことを思い出しました。もちろん修理はしていただきました。
自分(自社)が所有している自動車がリコール対象かどうかを知り未然に防ぐことによってその事故が未然に防げますので、さらに安心して自動車運転ができると思います。
一度所有されている自動車をこのサイトで確認してみてはいかがでしょうか?
国土交通省『自動車のリコール・不具合情報』 サイトはこちら
自賠責保険の変更が必要になった場合
自動車やバイクを誰かから譲り受けた場合や逆に車両入替等で今まで乗っていた自動車を廃車手続きをする場合、任意保険の場合ですと担当している保険会社・保険代理店が手続きを行いますが、強制保険であります自賠責保険につきましては任意保険とは違う手続きを取ります。
自賠責保険は自動車損害賠償保障法に基づいています。そのため容易に異動や解約ができないことになっております。もちろん任意保険も勝手な変更はできませんが、自賠責保険のほうが取り付ける書類が任意保険と比べて公的書類の提出が多いです。
この手続きは保険会社の営業店で直接来店していただき手続きをとります。
保険代理店でもできないわけではないですが、結果的に保険代理店も保険会社へ出向いて手続きの代行をする形となりますので手間が生じます。
解約は解約保険料支払いの兼ね合いで、代理店ではできないので保険会社の営業店に出向く必要があります。
お手数ですが保険会社の営業店までお願い致します。
解約についての条件はこちらのサイトで確認をして下さい。
解約で多いパターンですと・・・
- 登録自動車について、抹消登録(永久抹消登録、輸出抹消仮登録、一時抹消登録)を受けた場合
- 軽自動車または二輪の小型自動車について、使用を廃止し、車両番号標を運輸支局長等または軽自動車検査協会に提出した場合
- 小型特殊自動車または原動機付自転車について、使用を廃止した場合
が該当するのではないでしょうか。
車両入替による変更や住所変更についての必要書類につきましては実際自賠責保険を契約をしている保険会社へお問い合わせ下さい。
その際、廃車済みもしくは住所変更前の自賠責保険証券は保管願います。
※原動機付自転車・検査対象外軽自動車・締約国登録自動車については保険標章(ステッカー)も悪用防止の観点から回収となっております。
自賠責保険の車両入替や解約をすることによって、車両入替の場合は同じ車種(例 : 原付→原付 等)であれば新しく買った自動車やバイクに新たに自賠責保険を付けなくてもすでに支払った保険料でそのまま満期まで補償期間は残りますし、解約につきましては場合によっては返還保険料が発生します。
車両入替ですが、自動車につきましては車検の兼ね合いもあるので難しいかもしれませんが、車検が必要ないバイクや原付は恩恵を受けられる可能性があります。
もし最寄りの営業店が分からない場合は保険会社のカスタマーセンターが保険代理店までご連絡下さい。
地震によって壊れた自動車は保険で補償されるのか
前回のブログでも書いたのですが、長野県北部で起きた地震、地震の強さを示すマグニチュードは6.8を観測したとのことです。家屋の倒壊もあり地震の強さも大きかったと思います。
今回は自動車保険のお話です。実はこの話題は東日本大震災があった当初もこの話題をされるお客様が多数いらっしゃいました。
主な内容は以下の通りでした。
「地震で自動車が崖から落ちてしまったら自動車は補償されるのか」
「地震による津波で自動車が流されてしまった場合は補償されるのか」
といった質問でした。三陸沖で起きたということもあり、地震による津波で被害に遭われた場合を想定してのご質問が多かったのが印象的でした。
自動車保険では地震や津波が原因での事故は保険金支払いの対象外となっております。この部分を補償してしまうと補償規模はかなりのものとなるから支払能力を考えてなのでしょうか、この部分は保険金支払対象外(免責事項)となっております。
しかし、特約で自分自身の自動車が全損した場合、一時金をお支払する補償も用意している保険会社も多数あります。保険会社の中には自動車搭乗中に地震の被害に遭った場合でも一時金の補償をする保険会社もあるようです。各保険会社保険料が違いますが、一時金で50万のお支払が多いです。
実際、東日本大震災前にこのような特約はあったのですが加入率はあまり良くなかったようですが、震災直後に加入者はかなり増えました。しかしながら余震が続き今後も大きな地震が来る可能性が高かったため一時この特約を売り止めをしておりました。余震が収まり今後大きな地震が来る可能性が低くなったのを期に、特約を付けることが可能となった特約でもあります。
自動車でご通勤されている方、社用車を使われている企業のご担当者様、地震のリスク対策でこの特約をお考えになってはいかがでしょうか?