自動車保険シリーズ 4.自分の車両に対する保険とは【埼玉:草加市の保険代理店 サンクフル・アイ】
自動車保険シリーズも第4回目を迎えました。
今回は自分の車両を修理する時に補償される保険に関する『車両保険』についてです。
車両保険を使って修理するというケースは、相手に対しての賠償以上に使うケースが多いです。
例えば・・・
●スリップをしてガードレールに衝突
●(バイク搭乗時に)スリップをして横転
●当て逃げやいたずらの被害に遭い、犯人が見つからずに自費で修理
など、相手がいない場合、もしくは見つからない場合は自費で修理をしなくてはいけないため、そこで保険金を使うことになるケースが多いため、保険金支払いも多いです。
車両保険を使うとどうなるのでしょうか?
こんなケースでも利用できることも含め、書いていこうと思います。
車両保険の適応範囲とは
車両保険は大きく3つのパターンに分かれます。
- 車両危険限定特約(限定A)
- 車対車+A(商品名)
- 一般車両保険
車両危険限定特約(限定A)は台風や雹などの自然災害や盗難、飛び石や物体の落下、火災・爆発による被害を補償します。ただし、自然災害でも地震や噴火・津波に関しては補償されない『免責』を取っている場合が多いです。その場合、各保険会社で追加補償で担保される場合があります。
また、盗難についてはバイクは補償されないところがほとんどのようです。盗難のリスクがあるようであれば、バイク購入時に盗難保険の加入をお勧めします。
ちなみに限定Aの『A』はAccident(災難)のAのことです。このことからわかるように、自分では基本起こせない災難に補償されると考えてもらっていいでしょう。
車対車+Aは上記の車両危険限定特約の他に、相手の自動車と衝突をした場合にも補償される車両保険です。ただし、当て逃げに遭い相手側の車両が見つからない場合は補償されません。
条件によっては補償される保険会社もありますが、基本は相手の車両が見つからない場合は補償されません。
一般車両保険は、車対車+Aの補償に、自損事故(俗にいう『自爆』)や当て逃げを補償します。一番補償が手厚いですがその分保険料が3つのパターンで一番高いです。
傾向としては、免許取り立てのドライバーの方や新車や初度年数の浅い車両を購入した場合には人によって慣れるまで時間のかかる方もいらっしゃると思いますので、その方には自損事故も補償されます一般車両保険はお勧めかと思います。
逆に年数が経過している車両については補償を車対車+Aなどにしてもよろしいかと思いますが、相手側が見つからない場合の当て逃げが補償されないなど、補償内容に制限がかかりますので注意が必要です。
保険を使った時の等級ダウンについて
前回のブログでも触れましたが、使うと気になるのが次回更新時の保険料に影響をする等級かと思います。
車両保険を使うと等級が下がりますが、下がり方としては以下の通りです。
- 相手の車両と衝突・自損事故・当て逃げで車両保険を使った場合・・・3等級ダウン
- 火災・爆発・盗難・飛び石・台風・雹・水害の場合・・・1等級ダウン
となります。
車両危険限定特約(限定A)に関するところで補償される場合は1等級ダウンで済みますが、それ以外で自分の車両を修理する場合は3等級ダウンとなることがほとんどです。
しかし、もし相手側の車両がいた場合は、相手側の任意保険にあります『対物賠償』の補償で過失割合分カバーされる場合がありますので、等級ダウンで保険料が気になるようであれば、自費で修理をした場合と保険を使って次回以降の保険料のシミュレーションを保険会社や自動車保険を契約している代理店とご相談してみるとよろしいかと思います。
車両保険を付けるとよく保険料が高くついてしまい補償を外す方も多くいらっしゃいます。保険料の改定要因のひとつに『車両保険の利用増加』ということもあるようで、それだけ車両保険を使うケースが相応にしてあるということを意味をしています。
自分の愛車を長く乗る為に、万が一の愛車の補償、考えてみてはいかがでしょうか?
次回は自動車保険シリーズ最終回:その他のオプションについてを書いていこうと思います。
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